ポートフォリオでできること
生徒にとっての「ポートフォリオ」とは
学校生活には、勉強以外にも気づきや学びが多くあります。「ポートフォリオ」は、そういった日々の学習の気づきや部活動のこと、テストの振り返り、進路の悩み、将来の夢、学校行事、ボランティア活動など、さまざまな記録を残せる機能です。自分の言葉で積み重ねた記録は、自らの成長を客観的に振り返るきっかけとなり、新たな気づきや発見、行動につながります。
ポートフォリオには大きく分けて2種類あり、「自主的な振り返り」と「先生からの配信をきっかけとした振り返り」で蓄積することができます。
先生にとっての「ポートフォリオ」とは
「ポートフォリオ」は、さまざまな学校生活、学校外活動の記録を生徒が残せる機能です。生徒は「自主的な振り返り」と「先生からの配信をきっかけとした振り返り」で蓄積することができます。先生は、生徒の活動記録(活動した成果物やそのプロセスにおける気づき)を確認することができ、生徒への振り返りシート配信を通して、学びのきっかけを与えることも可能です。
また生徒が書いた活動記録は、生徒の成長の軌跡です。テストなど結果を測るものとは異なり、ポートフォリオは生徒の努力や思考のプロセスを可視化するものです。ポートフォリオの記録からは、結果に繋がっていないが地道に頑張っている生徒や、普段はもの静かであまり話さない生徒の隠れた努力や興味などが見えてきます。生徒が「今、何を考えているのか」「何をやろうとしているのか」を知り、日々のコミュニケーションにいかすことで、効果的な指導に結びつけることができます。
生徒の自主的な振り返り
先生からの配信がなくても、生徒は自主的に記録を蓄積できます。Classiでは、部活や学校外活動などさまざまなテーマに対応したテンプレートを用意しています。テンプレートは、生徒の自問自答を深める問いかけになっており、生徒は、記録したいテーマのテンプレートを選び、問いかけに答えていくことで、自然と振り返りのレベルを高められます。
先生からの配信をきっかけとした振り返り
先生から振り返りテンプレートを配信することで、生徒に振り返りを促すことができます。活用が定着して生徒が自主的な振り返りができるようになるまでは、先生からの配信をおすすめします。また、学期の振り返りや定期考査の振り返りなど、「全員に振り返って欲しいこと」がある場合も、先生からの配信が便利です。
ポートフォリオの各名称
アルバム
- 例えば、学習の振り返り用、部活動の目標、日々の振り返り用などのように、目標を意識しながらその活動をまとめて入れておけるフォルダのようなものです。アルバムごとに目標を設定して使用します。アルバムは先生、生徒どちらも作成することができます。
スペース
- ホームルームクラス、授業、探究学習、委員会、部活動など活動をする単位で、相互評価をおこなう場です。公開された活動記録の確認、およびコメントができます。課題の配信先、卒業メッセージの配信先としても使用できます。各スペースを作成できるのは先生のみです。
相互評価
- 他の生徒の活動記録にコメントしたり、あるいは他の生徒からの自分の活動記録にコメントされることで、生徒自身が自分を省みて、さらに深く学ぶことができる機能です。本機能は各スペースごとに、相互評価コメントができるようにする利用権限を設定できます。設定は、各スペースの編集画面よりおこなってください。
ストーリー
- 学校生活の学びをひとつの画面にまとめたもので、大学入試の提出資料作成に活用いただけます。調査書に沿って設計された14個の項目に「目標」「やったこと・考えたこと」を記録できます。これまで蓄積したポートフォリオから、日々の活動を振り返り、生徒自身が学びを整理しながら、学期末や面談前などのタイミングで生徒がまとめ、先生の調査書作成業務などに活用いただけます。